2013年6月16日日曜日

B層政治家列伝

以前訪れた温泉のメモです↓

-中崎山荘 memo-
-RATING- ★★★★★
-REVIEW-
露天は無色透明の硫黄泉。内湯は乳白色のアルカリ単純泉。充実の泉質。施設は綺麗で、とっても温泉ライフをとっても満喫できる。低温の温泉ミストサウナがあるんだけど、これがまたけっこう気持いい。入湯料は800円。もし近所にあったら通い倒したくなるレベル。


閑話休題


日本をダメにしたB層の研究」で紹介されているB層政治家のメモです↓


黒岩祐治 (1954年-)
神奈川県知事。2011年4月に行われた神奈川県知事選で、「2011年夏までに5万~15万戸に太陽光パネルを設置する」、「4年間で200万戸の太陽光パネルを設置」という公約を掲げて当選するも、当選翌日には「具体的な議会の日程などを考えると、時間がない。夏の冷房需要に間に合わせるということは別枠で考えないといけない。公約は修正させていただく」と発言し、同年10月には、「あのメッセージは役割を終えた。忘れてほしい」と宣う筋金入りの詐欺師。


菅直人 (1946年-)
「法の下の平等(憲法14条)とは、形式ではなく、実質的に弱い立場の被害者が早急に救済されるものでなくてはならない」と発言すし「社会正義は法に優先する」という「個人的な思想信条を法に優先させる」全体主義思想の持ち主。自著で独裁と反文明主義を賛美する狂人でもあるという。官僚は大バカとか嘯いて、乗数効果も知らないで財務大臣になっちゃった、実は自分が一番のバカ。自身の資金管理団体がパチンコ屋を経営する在日韓国人から違法献金を受けていたりと、東工大の面汚しであることは間違いない。


鳩山由紀夫 (1947年-)
「歴史を変えるのはわくわくする」とか「日本の歴史が変わると思うと身震いする」とか言っちゃう危ない感じの金持ちのボンボン。
挙げ句の果てに「国民が聞く耳を持たなくなった」と嘯く責任転嫁型政治家。トンデモ発言には枚挙に暇がないが、米軍普天間飛行場移設問題に関するインタビューで 『「何も考えていないんじゃないか」と言われるから、「腹案がある」と言ったんだ けどね。もうこれ以上、普天間の話はしなくていいでしょう。』と答えたのには開いた口が塞がらなかった。ナチュラル・デマゴーグ。


小沢一郎 (1942年-)
皇室に対して卑劣な嫌がらせを続けてきた。検察陰謀論に取り憑かれており、議論が苦手で癇癪を起こしたらつくったものを壊すだけ。原発事故後は真っ先に逃亡を図り、最後は泥舟から逃げ出した。権力フェティッシュ。三権分立の破壊と権力の集中を図り、政府与党一元化、陳情窓口の幹事長室への一元化を推進した。
主な業績↓
・左派勢力を利用して55年体制を葬った
・政治制度そのものを自らの目的に合わせて改変した
・ポピュリズムにより民主革命を起こそうとした
政治改革法案と政党助成法で二大政党制の樹立と権力の一元化を目指した。すなわち、小選挙区・比例代表並立制では、基本的の上位二政党の勝負のなり、政治家個人の資質以上に党首の人気や分かり易いスローガン、社会福祉、減税などが選挙の趨勢を握る。彼はそういったポピュリズムを露骨に導入した(「国民の生活が第一」、戸別所得補償制度、子ども手当)。さらに、政治家個人の資金調達を規制することにより、党本部が党所属の財布を抑えた。これらにより、党本部が選挙の趨勢とカネを握ることになり、党員の拘束を容易にした。B層にはマニフェストの矛盾が届かないことを見抜いていたという。
あと、初公判を終えた後に開いた記者会見で、国会の証人喚問で説明責任を果たす意思を問う記者を「睨みつけ」て、「君は三権分立をどう考えているの」と逆質問して、「もうちょっと勉強してからまた質問してください」と発言したことは、話題を変えたり話を反らしたいときの典型的な常套手段だ。


橋下徹 (1969年-)
橋下徹の特徴↓
・二言目には「民意」を持ち出し反対意見を退ける(「教育に民意を反映させる」「市職員は民意に従って動いてもらう」など)。これはロペスピエールやヒトラーが使ったロジックと同一であるという。
・「抵抗勢力」を仕立て上げ対決姿勢を示すことでB層票を集める手法をとる(小泉純一郎に心酔しているという)
・メディアを最大限に利用し、次々と新しいトピックを打ち出す(大衆運動は飽きられたらそこでストップする)。実現不可能なトピックを打ち出し、B層を誘導した後に、タイミングを見計らってこっそり撤収する。
日本をダメにしたB層の研究」の著者である適菜氏によると、政治の腐敗、議員の劣化、あらゆる革命思想、反文明主義、国家解体のイデオロギーを寄せ集めたものが、彼の大衆運動を支えているという。橋下徹は国会解体のイデオロギーをもつアナーキストであり、全体主義(非現実的なプロパガンダにより社会不安を煽り、その中で既成の権力を解体していく大衆運動)を牽引している天性のデマゴーグだという。。
橋下徹の「撤回」の歴史↓
・2012年2月 「相対評価で最低ランクが二年続いた教員」を分限免職の対象とする案を教育関連条例に盛り込むことを撤回
・2012年3月 市水道局の民営化を唱えるものの月末に撤回
・2012年4月 関西電力大飯原子力発電所三、四号機再稼働要請を決めた政府に対し、倒閣を宣言→後に撤回
・2012年5月 大飯原発の再稼働について「基本的には認めない」と発言した翌日に「事実上、容認する」と撤回
・2012年6月 「大阪都」構想実現が成立した場合、大阪維新の会が国政進出しない可能性に言及したものの。4日後に撤回
・「日本の電力はあり余っている」「プロパガンダには騙されてはいけない」「産業での節電など全く要らない」などと発言するも、その後「実際に停電になれば自家発電機のない病院などで人命リスクが生じるのが大阪の現状だ。再稼働で関西は助かった」と発言。


原口一博 (1959年-)
一番分かり易いB層政治家。政治そのものへの信頼を破壊する存在。仮にも総務大臣を務めた人間のグーグルアース発言には本格的にあきれた。小物界の大物。
閣僚懇談会を途中退席してまでバラエティ番組に出演したり、ツイッターに夢中になって参院予算委員会に遅刻したりとB層対策に余念がない。あだ名は「風見鶏」「ラグビーボール」。
◎矛盾した発言の歴史↓
・「小泉純一郎元首相が実践した分断の政治、敵を作ることで自らのレゾンデートルを確立するというやり方は、二流の政治です。偏差値エリートは得てして答えはひとつだと決めつけて、分断しがちになる。しかし、民主党が目指していきたのは連帯の政治です。」(週刊現代 2010年10月16日号)

「政権交代の原点を見失い、既得権益にしがみつくのであれば、たとえそれが民主党であったとしても、我々の同志ではない。(中略)彼ら「民主党B」とは、袂を分かたなれればならない。」(月刊日本2011年3月号)
・「(菅内閣不信任案に対して)私たちが野党の不信任案に一票を投じるというのは断腸の想いです。しかし100年の悔いを残さないためにはこれが今のとりうる最善の手である」
翌日↓
「もともと野党の不信任案に乗るなんて邪道なんですね。」
◎「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバーである原口一博の行い↓
・菅内閣の閣僚になった途端に、参拝の「さ」の字も言わなくなる
・2009年9月 総務省内に「A級戦犯」の合祀の有効性を検証する部門を設置しようとした(小沢一郎が分祀論をぶちあげた)
・戦争責任者を合祀して、その者をも顕彰するというのでは「靖国」の本旨に照らしても一考が必要だし、不戦の誓いと言っても戦争被害者の共感は得られないだろう(平和)
◎その他トンデモ発言↓
・「レジスタンスとテロリストは紙一重ではないか?」(平和)←レジスタンスとテロリズムを分けるのは暴力の有無ではない。ジュネーブ条約によりレジスタンスは正当性が認められている。
・「私は法と正義に基づいて執行する。これが文民統制(シビリアン・コントロール)である」←文民統制とは政治家が軍隊を統制すること


↑こういう人たちがテレビのモニターでドヤ顔してる様を見るにつけて、


まともな人間は政治家にはならない


よなと結論付けるボクは早計で浅はかな人間なのでしょうか?

ところで、「日本をダメにしたB層の研究」の著者である適菜氏の思想は少々興味深い。彼は、民主主義はキリスト教カルト(平和主義、平等主義は、絶対存在である神を想定しないと出てこない発想)であり、その本質は反知性主義であると言います。そして、政治において重要なことは、民主主義を廃棄することであり、自由な言論の場である議会の民主化を推進する勢力(民意を利用する政治家)から守り抜くことであると言います。
また、地方分権は中央集権体制の下に成り立つと考え、地方分権の背後に貫かれているのは既存の権力構造を転覆させるための革命の論理と言います(地方分権や道州制は最も分かり易い国家解体の原理)。

相当ラディカルな思想だよね。ちょっとボクにはハイブローすぎます。それでいてポスト民主主義については言及していない。プロの政治家が政を取り仕切ることが理想のようだけど、それを実現させるための方策は不明だ。ボクも民主主義(というか民主制)は欠点だらけなシステムだと思うけど、一番マシなシステムであるとも思います。また、適菜氏は地方分権や首相公選制を否定してるけど、大統領制や連邦国家についてどのように考えているか知りたいものです。

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